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2024.1.11

その他

#街づくり#観光

「地域に愛されるホテルへ」
行政など多くの方々が関わりながら、掲げた想いを貫き、地域に貢献するホテル。

Messenger 幸せ贈り人

T.H

会社・部署
レーベンホテルズ株式会社
HOTEL THE LEBEN OSAKA 総支配人

Projectプロジェクト

「HOTEL THE LEBEN OSAKA」の概要を教えてください。

HOTEL THE LEBEN OSAKAは大阪・心斎橋にほど近い南船場エリアに、2022年3月にオープンした当社初のオリジナルブランドホテルです。全107室の客室が30㎡以上の広さを確保しているだけでなく、タカラレーベンのハイグレードマンションブランド「THE LEBEN」を冠するホテルとして、居室の細部にまでこだわった居住性の高い空間となっています。自宅でお過ごしいただけているような靴を脱ぐスタイルを採用し、広い客室においてはリビングと寝室の境界を意識した設えとなっております。また、ホテル滞在において重要なベッドやリネンアイテムにもこだわっており、ラグジュアリーホテルクラスで使用されるような高品質のものを採用しています。

HOTEL THE LEBEN OSAKA 外観
 
レーベンツイン 内装

お客さまの声や最近のご状況はいかがでしょうか?

おかげさまで多くのお客さまにご利用いただいており、ゲストの約7割がインバウンドのお客さまです。全室30㎡以上という構造が、近隣のホテルと大きく差別化できており、特にお荷物を広げられたい、団体で宿泊されたいお客様からも評価は良好です。また、前職でリゾートホテルなどの運営に従事していた経験もあり、スタッフにも共有しながら、ホスピタリティ面・接客面にも力を入れており、さらに国内外のゲストを問わず、お客様の求めるニーズをキャッチアップして、その声を還元していくことを意識してサービスも続けております。

通常の宿泊プラン以外に設定されている「防災体験Missionプラン」とは、
どういったプランでしょうか?

「防災体験Missionプラン」とは、災害による非常時を想定した照明のつかない客室で1日を過ごし、「ポータブル電源」や「携帯用ランタン」、「マルチクッカー」などの防災グッズを使用し、非常食を食べるなどの体験を通じて、家族で楽しみながら防災対策について学べる場を提供するというプランになります。現時点では十数件の方々にご体験をいただいており、NHKの番組などで取り上げられるなど、防災に関心のある多くの方々からの反響をいただいております。

他のホテルとも差別化ができているホテルが
どうして「防災体験Missionプラン」を始められたのでしょうか?

当社ではマンションやモデルルームでも地域の方々の分も含めた防災備蓄品を数多く準備しております。同じ「LEBEN」の冠を掲げる当ホテルでも同様に、防災備蓄品を数多く準備していこうと考えておりました。ただし、災害が起こらないことは良いことではあるのですが、備蓄品を抱えても消費しないままに期限を迎え、廃棄となってしまうこともあります。そこに着目し、お客様に還元していこうというところが今回のきっかけとなります。

Pointポイント

プランの設計にあたり、特にこだわったポイントはなんですか?

プランを使っていただくゲストに、このプランを活用していただく目的を考えることから始め、今回の体験を、家庭にも持ち帰って、改めて備えについて考えていく機会とすることを考えました。そこで作成したのが、「“防災Mission7~我が家の防災ルールを作ろう~”」という冊子です。課題形式で防災対策についてご家族で考え、会話しながら決める「ミッション」を用意し、非常時連絡リストや避難行動、初動の動きなどを記入して持ち帰れるようにしました。当社内の各部署や共同事業者のソラーレ ホテルズ アンド リゾーツ様、そして監修として株式会社イフ様など、多くの関係者に協力いただきながら、防災の備えとして十分な要件を満たすものを作成しました。

「“防災Mission7~我が家の防災ルールを作ろう~”」冊子

プロジェクトの設計にあたり、苦労したポイントはなんですか?

行政とのコミットメントには非常に苦労しました。しかし、近隣の行政と協力しながら、ホテルの位置する地域・大阪市中央区を盛り上げていくことを目的としてスタートしているものなので、監修いただいている株式会社イフ様にも折衝の場に同席いただくなどのご協力をいただきながら、進行していきました。現在では、近隣の教育機関(幼稚園・小学校・中学校)とも連携して、お子さまのいらっしゃるご家庭を招待して体験会を実施できるようにもなっています。より多くの方に防災を考えていただくきっかけになればいいと思い、実施させていただいています。またこれらの苦労を経て、大阪市中央区役所の「中央区防災パートナー」にも登録、そして内閣官房の国土強靭化プロジェクトの事例集の一例にも掲載いただけました。有事の際には、ホテル全体で避難所としての役割を果たせるよう、日々改良を重ねています。

プロジェクトを遂行していくにあたり、大切にしてきた想いや姿勢を教えてください。

宿泊特化型のホテルでは、「地域密着」を掲げていてもなかなか成功している事例が多くありません。しかし、我々はこうやって行政や地域の教育機関とも連携もできておりますので、より一層そこは重要視していきたいと思っています。近隣のイベントなどには必ず参加しようと動いておりまして、つい先日も地域の餅つき大会に参加してきました。草の根的な活動ではありますが、地域の皆さまに愛されるホテルとなるよう意識しています。この地に位置するので、近隣の方々にも利用していただき、また宿泊いただいた方々に近隣の飲食店、商業施設などを利用していただける相乗効果を生むようなサイクルの構築を形作っていきたいと思っています。

あなたにとって
「サステナブルな環境をデザインする力で、人と地球の未来を幸せにする。」とは?

地域に密着したイベントや清掃活動にも参加し交流を継続することで、地域の方々に長く愛されるホテルを目指すことと考えています。