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2024.7.29

不動産

#不動産#街づくり#環境

L.Bizシリーズとしてのブランド確立に。
環境への配慮にとどまらず、快適性・デザイン性も最大化。

Messenger 幸せ贈り人

O.K

会社・部署
株式会社タカラレーベン
投資開発事業本部 建築部 商品企画課 主任

Projectプロジェクト

「L.Biz日本橋」の概要を教えてください。

「L.Biz」は「企業のリーダーが選び、集う、ビジネス空間で、サクセスを創造する中小規模のハイグレードオフィスビルブランド」として提供を行っています。大規模ビルとはマーケットが異なるコンパクトビルとして、都心での開発に重心を置き、安定的な稼働を期待しております。
今回、CASBEEのAランクを取得した「L.Biz日本橋」は、地下鉄「日本橋」駅より徒歩2分という好立地に、1、2階には飲食・店舗用途の計画を備えた、基準階の面積が約90坪となる物件です。

今回、当プロジェクトでCASBEE取得を目指した経緯を教えてください。

好立地に位置することに加え、L.Bizシリーズの中でも比較的規模感のある計画となる当物件がフラッグシップともなるよう、グループ全体としてサステナビリティ活動の目標「環境性能認証の取得」の達成に向け、取り組むこととなりました。

当プロジェクトの開発にあたり、こだわったポイントはありますか?

高効率空調機の導入、LED照明の採用、ビルの壁面緑化などに注力し、環境負荷の削減、環境性能の高さを実現いたしました。
また、当社として初めての事例となるCFT構造(コンクリート充填鋼管)を導入するなど細やかな積み重ねを通じて、安全面(耐震性・耐火性)でも優れているというだけでなく、1フロアにセットアップオフィス(内装が完成された状態でレンタルできるオフィス)を設け、比較的L.Bizシリーズの中でも大きな規模となる当ビルにおいても、自由度の高いレイアウトや短期間の入居の実現にも至るなど、柔軟性・快適性にもこだわりました。

Pointポイント

プロジェクトの設計を通して得られた成果とは?

CASBEE建築(新築)のAランク取得をしたことに限らず、環境に配慮した物件として訴求ができています。それらを通じ、実際にリーシング面でも環境配慮意識の高い企業が入居するなど、従来のニーズとは異なる企業へも訴求でき、幅は拡がりました。こういったサイクルを通して「L.Biz」というブランドの確立にも繋がり、賃貸収入の面でも向上していくものと感じております。
また今回の物件では、ガラス面のカーテンウォールを採用しました。採光面にも気を遣うだけでなく、グレード感を創出するなど、今後L.Bizの標準仕様にできるようにしていきたいと思っています。

プロジェクトを遂行していくにあたり、大変だったことを教えてください。

CASBEE建築(新築)の認証取得を目指したこと自体が物件の着工してからのタイミングであったということで、採用する資材の再調整や物価上昇、さらには諸外国からの物流状況の変化とバッティングしてしまい、コストと工期の調整には苦慮しました。
当物件に限らずに、最近ではご協力いただくゼネコン各社とも協議し、工期の考え方を変えていかなければならない市場になっています。コスト、工期の調整に加え、人材の確保など、様々な課題を抱えております。

プロジェクトを遂行していくにあたり、大切にしてきた想いや姿勢を教えてください。

ハイグレードオフィスビルブランドとして「L.Biz」の展開を進めているため、デザイン性や快適性というものは大切にしています。関東圏に限らず、関西、中京、九州、四国と展開も進んでおり、業界的にはブランド力向上も感じております。中小規模ながらもハイグレードな仕様とすることで、好立地ビル・ダウンサイズの移転ニーズ、サテライトオフィス、ベンチャー企業のステップアップ用として幅広いニーズに貢献し、事業としてもサステナブルな展開にできるよう努めていきたいと考えています。

あなたにとって
「サステナブルな環境をデザインする力で、人と地球の未来を幸せにする。」とは?

現状、不動産業においては、建築にあたる調達、建築や解体といったあらゆる事業活動の中で、多くの温室効果ガスを排出してしまっています。スクラップ&ビルドを繰り返すのではなく、快適で多くの人に愛される高品質な空間をつくり「永く遺せる建物」として評価されることが、温室効果ガス排出の抑制にもなり、それが人と地球の未来の幸せにも繋がっていくと考えています。

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