Energy & Resources再生可能エネルギーへの取り組み/資源の有効活用

エネルギー事業

再生可能エネルギーの取り組み

MIRARTHホールディングスグループは、温室効果ガスであるCO₂排出量の削減に貢献する再生可能エネルギーを活用したエネルギー事業を推進しています。エネルギー事業に参入した2013年以降、全国で遊休地などにメガソーラーや中小規模の太陽光発電所の開発を行っており、2023年3月末時点で、総発電規模は約360MWとなりました。

そのほか、風力やバイオマスなどの太陽光発電以外の再生可能エネルギー事業にも取り組んでいます。

発電所一覧
再生可能エネルギー発電所一覧

レーベンソーラー鳥取大山発電所

建物の建設に向かない用地や、休眠中の遊休地等にソーラーパネルを敷設し、太陽光によるメガソーラー発電所を開発してきたタカラレーベンは、2022年8月、鳥取県西伯郡のゴルフ場跡地を活用した「レーベンソーラー鳥取大山発電所」の竣工式を実施しました。
当発電所は当社グループが中国地方で開発した発電所としては最大規模で、年間発電量約1,650万kWh、家庭数で約4,800世帯相当の電気量を供給します。架台杭を長くすることで雪害対策を図っているほか、両面発電モジュールを使用し、パネルの表面だけでなく裏面に当たる地表からの反射光なども電力に変換することで、限られたスペースでもより大きな発電量を実現しています。

物件名 LS(レーベンソーラー)鳥取大山発電所
所在地 鳥取県西伯郡伯耆町福兼339-2他
面積 約254,645㎡
発電容量 約14MW
想定年間発電量 約1,650万kWh
売電単価 24円/kWh

PPA推進に向けた取り組み

MIRARTHホールディングスおよびレーベンクリーンエナジーは、三井物産プラントシステムと太陽光発電事業に関する覚書を締結し、脱炭素社会の実現に向けてOffsite Corporate PPA※の共同開発を推進しています。

全国で200カ所以上の高圧太陽光発電所の開発実績を有するレーベンクリーンエナジーは、MIRARTHホールディングスグループの再生可能エネルギー事業を担う中核会社です。FIT(固定価格買取制度)に依存しないビジネスモデルの構築を図りながら、需要家ニーズの高まる脱炭素に対応するため、太陽光発電を中心とした再生可能エネルギー開発を行っています。近年、大規模な太陽光発電用地は減少傾向にあることから、中・小規模太陽光発電所の開発を全国でスピーディに進めており、この度の三井物産プラントシステムとの連携は、その開発体制や事業化の早期構築を図る取り組みの一環となります。

なお、MIRARTHホールディングスにおいても、設立した合同会社を通じてタカラレーベン・インフラ投資法人の投資口に対する公開買付けを行い、ポストFITの再生可能エネルギーの供給を見据えた活動を推進しています。レーベンクリーンエナジーを通じた積極的・継続的な案件開発を行うことで、より多くの非FIT太陽光発電所の開発等に取り組んでいきます。

今後もレーベンクリーンエナジーの案件開発力および三井物産プラントシステムのプロジェクトマネジメント能力、三井物産グループの豊富なネットワーク等により、多くの需要家に向けたソリューションを提供していく計画です。

  • ※ Offsite Corporate PPA :需要家の需要地「外」の遠隔地にある日本全国の遊休地等に太陽光発電所を設置し、一般送配電事業者の持つ既存電力網を利用して電力または環境価値を供給する仕組み。
PPA スキームイメージ
PPA スキームイメージ

バイオマス発電

MIRARTHホールディングスは2021年、当社初となるバイオマス発電事業に参入しました。2022年度の売電開始に向けて試験稼働中の「富士山朝霧バイオマス発電所」(静岡県富士宮市)では、富士開拓農業協同組合の会員から収集した牛ふんを利用したバイオマス発電を行っています。牛ふんを発酵処理して生成したバイオガスを燃焼させて発電する同発電所の方式は、木くずや可燃ごみを直接燃焼させて発電する方式に比べてCO₂の排出量を抑えて発電を行うことが可能です。さらにバイオガスとともに生成した液体肥料は、富士山朝霧バイオマス液体肥料として多方面へ販売を開始する予定です。
本事業は太陽光発電事業に次ぐ再生可能エネルギーを活用した発電事業であり、また、廃棄物を有効活用し牛ふんの処理問題を解決しながらクリーンエネルギーを供給する地域循環型共生圏を構築する取り組みです。

バイオマス

LS千葉山武東・西発電所、みんな電力(株)との特定卸供給契約

タカラアセットマネジメントが資産運用を受託する合同会社グリーンエネルギーは、LS千葉山武東・西発電所において、みんな電力株式会社(現・株式会社UPDATER)と特定卸供給契約を締結しています。みんな電力は電気をつくる人と使う人を再生可能エネルギーでつなげるサービスを展開しています。LS千葉山武東・西発電所でつくった電気を、みんな電力を介して環境負荷の少ないエネルギーを選ぶ家庭や環境に配慮した経営を実践する企業へと供給することにより、脱炭素化社会の推進や再生可能エネルギーの普及を目指します。

LS千葉山武東・西発電所、みんな電力(株)との特定卸供給契約

CO₂排出量削減に向けた取り組み

タカラレーベン・インフラ投資法人および合同会社グリーンエネルギーは、再生可能エネルギー発電設備等への投資を通して、地球にやさしい持続的な環境づくりを目指しています。年間、約76,302トン程度※のCO₂排出量削減に寄与しています。

  • ※ 発電所のパネル出力を基準とした、化石燃料火力発電所対比によるCO₂年間削減量。
エネルギー削減に向けた取り組み

タカラレーベンサステナビリティファンド

タカラレーベンは、地球環境へ貢献する取り組みのさらなる推進に向けて、新しい資金調達手段の運用を開始しています。2021年1月に合同会社レーベンファンディングを設立、ファンズ株式会社との連携でこれまでに「タカラレーベンサステナビリティファンド#1~3」を公開し、幅広い投資家の皆さまから貸付投資を募るクラウドファンディングを実施しました。集めた資金は、再生可能エネルギー事業の事業資金やサステナビリティ(CSR)活動における活動資金として活用されます。

タカラレーベンサステナビリティファンド

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