Sustainability Financeサステナビリティファイナンス
MIRARTHホールディングスグループは、資金使途を環境面に配慮したプロジェクトへの充当に限定するグリーンローンや、ESGの取り組みや情報開示、SDGs達成への貢献等を評価し行われるサステナビリティファイナンスによる資金調達を活用し、当社グループの発電事業のさらなる強化と、「目標7:エネルギーをみんなにそしてクリーンに」をはじめとするSDGsの目標達成への貢献を目指しています。
グリーンローン
グリーンローンは、国内外のグリーンプロジェクトに必要な資金を調達するために使用される融資です。この融資は、資金の使途が再生可能エネルギーの導入やエネルギー効率の向上、環境保護などのグリーンプロジェクトに限定されていることが特徴です。
さらに、グリーンローンでは、資金の追跡管理や融資実行後のレポーティングを通じて透明性を確保する仕組みが整えられています。当社グループは、こうしたグリーンローンを活用することで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。
ラグゼナ平和台
タカラレーベン不動産投資法人は、当法人が策定したグリーンファイナンス・フレームワークに基づき、三井住友銀行をアレンジャーとする協調融資団より「グリーンローン」による資金調達を実施しました。
本グリーンローンにて調達した資金は、「ラグゼナ平和台」(2019年9月3日取得)の取得資金の一部として調達した、長期借入金の返済資金に充当します。「ラグゼナ平和台」はグリーンファイナンス・フレームワークに定めるグリーン適格資産です。
借入日 | 2023年8月31日 |
借入先 | 株式会社三井住友銀行をアレンジャーとする協調融資団(株式会社三井住友銀行、株式会社みずほ銀行、株式会社SBI新生銀行、三井住友信託銀行株式会社、株式会社あおぞら銀行、株式会社りそな銀行、株式会社西日本シティ銀行、株式会社広島銀行、株式会社紀陽銀行および株式会社伊予銀行) |
借入額 | 36億円 |
資金使途 | ラグゼナ平和台の取得資金の一部として調達した長期借入金の返済 |
太陽光発電設備
MIRARTHエナジーソリューションズ(旧レーベンクリーンエナジー)は、グリーンローンとしての適合性について、格付投資情報センター(R&I)によるセカンドオピニオンを取得し、東和銀行とシンジケート方式タームローン(アンダーライト方式)の融資契約を締結するとともに、資金調達を実施しました。本グリーンローンによる調達資金は、約5MWの太陽光発電所設備の取得資金に充当しました。
契約締結日 | 2023年12月25日 |
アレンジャー/エージェント | 東和銀行 |
調達額 | 23億円 |
資金使途 | 約5MWの太陽光発電設備の取得 |
セカンドオピニオン | 株式会社格付投資情報センター(R&I) |
レーベンソーラー岩手八幡平発電所
MIRARTHホールディングスは、三井住友信託銀行が提供するシンジケーション方式の「グリーンローン」による資金調達を実施しました。また、本件にあたり実施された日本格付研究所の「JCRグリーンローン評価」において、最高等級となる「Green1」を取得しました。
本グリーンローンによる調達資金は、太陽光発電設備「レーベンソーラー岩手八幡平発電所(岩手県八幡平市)」の取得資金に充当しました。
契約締結日 | 2022年1月27日 |
アレンジャー/エージェント | 三井住友信託銀行 |
組成金額 | 38億円 |
資金使途 | レーベンソーラー岩手八幡平発電所取得資金 |
貸付人 | 群馬銀行、山陰合同銀行、南都銀行、広島銀行、三井住友信託銀行 |
取得評価 | 最高等級「Green1」 |
ニュースリリース (2022年1月) |
「グリーンローン」による資金調達について 297KB |
- 所在地:岩手県八幡平市松尾寄木第一地割495-1他
- 面積:約34ha
- 発電容量:約9.8M
- 想定年間発電量:約976万kWh
- 売電単価:36円/kWh
環境改善効果レポーティング
- 期間:2022年1月~2023年1月
- ※ 本発電所のCO₂削減量は年間4,583トン、想定発電量は9,338MWh、総発電量は9,499MWhとなります。
(CO₂削減相当量算定方法は、環境省にて定められた計算方法およびデフォルト値に基づいて算出)
- 期間:2023年2月~2024年1月
- ※ 本発電所のCO₂削減量は年間4,860トン、想定発電量は9,278MWh、総発電量は10,201MWhとなります。
(CO₂削減相当量算定方法は、環境省にて定められた計算方法およびデフォルト値に基づいて算出)
サステナビリティ・リンク・ローン
サステナビリティ・リンク・ローンは、サステナビリティ戦略に基づくサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPTs)※を設定し、貸付条件をSPTsの達成状況に連動させることで、目標達成に向けた動機づけを促進するとともに、環境的・社会的に持続可能な経済活動および経済成長の促進を目指すものです。
- ※ SPTs(Sustainable Performance Targets):サステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット。事業者が定めるSDGsに関する達成度合いを測ることができる野心的な目標。
筑波銀行
MIRARTHエナジーソリューションズ(旧レーベンクリーンエナジー)は2023年6月に、筑波銀行とのサステナビリティ・リンク・ローンの融資契約の締結および資金調達を実施しました。本資金調達によって得た資金は、サステナビリティ達成に結びつく今後の事業資金として活用していきます。
契約締結日 | 2023年6月30日 |
企業名 | 株式会社MIRARTHエナジーソリューションズ |
融資額 | 10億円 |
調達期間 | 10年 |
資金使途 | サステナビリティ達成に結びつく今後の事業資金 |
東和銀行
MIRARTHエナジーソリューションズ(旧レーベンクリーンエナジー)は、事業活動を通じてサステナビリティ戦略の達成に貢献したいという意思を表明するため、格付投資情報センター(R&I)によるセカンドオピニオンを取得し、東和銀行との「サステナビリティ・リンク・ローン」の融資契約を締結するとともに、資金調達を実施しました。調達した資金は、再生可能エネルギー開発等に係る事業資金として活用します。
契約締結日 | 2022年12月27日 |
企業名 | 株式会社MIRARTHエナジーソリューションズ |
融資額 | 10億円 |
調達期間 | 10年 |
資金使途 | SDGs目標達成に向けた事業資金(再生可能エネルギー開発等に係る事業資金) |
SPTs | 自社開発および既存の稼働物件取得による再生可能エネルギー発電施設の累計出力(kW)において
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セカンドオピニオン | 株式会社格付投資情報センター(R&I) |
ポジティブ・インパクト・ファイナンス
ポジティブ・インパクト・ファイナンスは、国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)※1により策定されたポジティブ・インパクト金融原則(PIF原則)※2および同実施ガイドラインに基づき、企業活動が環境・社会・経済に及ぼすインパクト(ポジティブな影響とネガティブな影響)を包括的に分析・評価し、企業活動の継続的な支援を目的とする融資です。
- ※1 国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI):「人間環境宣言」「環境国際行動計画」の実行機関として設立された国連の補助機関である国連環境計画(UNEP)と金融機関の協定に基づく組織。1992年の設立以来、金融機関、政策・規制当局と協調し、経済的発展とESGへの配慮を統合した金融システムへの転換を進めている。
- ※2 ポジティブ・インパクト金融原則(PIF原則):UNEP FIが2017年1月に策定した、SDGs達成に向けた金融の枠組み。企業がSDGsの達成への貢献をKPIで開示し、銀行はそのプラスの影響を評価して資金提供を行うことにより、資金提供先企業によるプラスの影響の増大、マイナスの影響の低減の努力を導くもの。融資を実行する銀行は、責任ある金融機関として、指標をモニタリングすることにより、インパクトが継続していることを確認する。
三菱UFJ銀行
MIRARTHホールディングスは2023年9月、三菱UFJ銀行が提供する「ポジティブ・インパクト・ファイナンス」による資金調達を実施しました。
本契約の締結にあたっては、三菱UFJ銀行と三菱UFJリサーチ&コンサルティングが共同で策定した「ポジティブ・インパクト・ファイナンスフレームワーク」に基づいて、当社グループの事業およびマテリアリティを中心に評価されました。
なお、同評価結果は、日本格付研究所(JCR)より、UNEP FIによるPIF原則に適合している旨の第三者評価を取得しています。
組成方法 | シンジケート・ローン |
締結日 | 2023年9月27日 |
アレンジャー/エージェント | 三菱UFJ銀行 |
レンダー | 16金融機関 |
富山第一銀行
MIRARTHホールディングスは、富山第一銀行が提供する「ファースト・ポジティブ・インパクト・ファイナンス」による資金調達を実施しました。
「ファースト・ポジティブ・インパクト・ファイナンス」は、企業活動における経済・環境・社会の3つの側面における、ポジティブインパクト(プラスの影響)の拡大とネガティブインパクト(マイナスの影響)の緩和を目的とした融資商品です。これらのインパクトに対して設定したKPI(重要業績評価指標)の達成状況や取り組み状況について、定期的にモニタリングが行われます。
今回のインパクト評価の対象は、グループ全体を通してMIRARTHホールディングスとなりますが、調達資金はタカラレーベンのコア事業である、新築分譲マンション事業に関する資金として充当します。
なお、実施体制の業務プロセスがPIF原則に準拠して適用されていることを、格付投資情報センター(R&I)のセカンドオピニオンにより確認されています。
ESG経営支援ローン
「ESG経営支援ローン」は、三菱UFJ銀行が提供する、企業のESG(環境・社会・ガバナンス)の取り組みを支援・サポートするESG評価型融資商品です。
MIRARTHホールディングスは、三菱UFJ銀行が提供する「ESG経営支援ローン」による資金調達を実施するとともに、本件にあたり実施されたMUFG ESG評価において、「特に進んでいる」との評価であるAランクを取得しました。
本ESG経営支援ローンによる調達資金は、メガソーラー発電事業の展開に活用していきます。
ニュースリリース (2022年4月) |
「ESG 経営支援ローン」による資金調達について 200KB |